ある満月の夜、
その日は、仕事の疲れもあって、
いつも寝る前に飲む2杯の冷コーを、一杯だけにして、早々と床についた。
「昨日の雨のせいか、やけに部屋がじめじめする。」
そのせいか、髪の襟足が、いつもよりも、クルンしていた。
寝苦しく感じた俺は、
いつもは、しっかりとロックまでして寝る枕元の窓に手を伸ばし、
スッーと10cmほど開け、
汗ばんだ身体に心地よい風を浴びて寝ることにした。
そして、夜も更けた頃、
ふいに眼が覚めた。
「なぜだろう??妙に体がムズムズする。」
疲れた体に鞭をうち、スタコラと玄関の手前の部屋へ急いだ。
ε=(ノ゚Д゚)ノ ∥WC∥ トイレだ。
「ほんとに、カフェインの利尿作用ってやつは、全く」(´Д`)
冷コー、にはいつも振り回されてばかりだ。。
あいつとの出逢いは、
まだ、「冷コー」 なんて呼べず、
「アイスコーヒー」 っつー、 他人行儀な呼び方しかできなかった、
下の毛も生えないガキンチョだった頃だ。
つづく
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